おひさのタツミです
4~5月はフィラリアの予防シーズンでバタバタとしており更新がすーっかり遅くなりました。今年は去年よりも多くの方に来ていただき初めて少しだけヘロヘロになりました
6月に入って少し落ち着き体力も回復デス手術がかなり多くお昼の時間があまりなかったので痩せこけそうでしたが、患者さんにもお昼をわざわざ作って持ってきていただき感謝感謝です

今回は最近手術や診察が多すぎて何をブログに載せようか迷いましたが、とりあえずわんちゃん
その中でもすごい手術&患者さんががんばって治療をしていただきかなり経過がいい癌の症例を一つ

今年の3月に元気も食欲もあるが何となく様子がおかしいとの事で来られた28kgのわんちゃんですが、確かに病院で診てみるとお腹が大きいただ大きい子かなと思いながら触ってみると、、、おかしい
エコー検査で明らかにお腹に何かある
おそらく手術が必要と伝え血液検査、血液凝固検査を行ない何も異常がなかったため麻酔をかけてのCT検査へ当日行いました
するとやはり、大きな大きな腫瘍がお腹を占めていました
飼い主さんと相談して手術に進むと、お腹の中は少し出血しており悪性疑う腫瘍が出てきました
丁寧に素早く切除、麻酔の覚醒も良く5日ほどの入院の後、元気に退院していきました腫瘍の大きさはなん2.3kg小型犬くらいありますね

病理検査の結果、肝臓の悪性リンパ腫(High Grade) クロナリティー(遺伝子)検査ではB細胞型でした

教科書的には余命は21~140日

幸いB細胞型は抗癌剤が反応しやすく多剤併用の化学療法を行うコトに飼い主さんと相談の上進めていく事になりました
UW25と言う25週間も必要なプロトコールですが、飼い主さんががんばってくれたため手術から2ヶ月後のCT検査ではすっかりキレイになっていました。検査上では癌が確認出来ない、いわゆる寛解の状態まできました
その後も調子が良く飼い主さんと共にまだまだがんばっていきたいですね

皆さんによく聞かれるのは、抗癌剤はしんどいんじゃないの?とよく言われます確かにしんどい種類のものもありますし、感受性にもよるので同じものでもその子によっては違いますただ、今回はもう10回ほど行いましたが、一度も調子を崩すことはなかったですね

抗癌剤は血管から漏れると腕が腐ってしまう可能性のある治療なので、正直ボク達も怖いのはありますが、漏らさなければいいだけなのでやはり高齢化社会の動物達にはこれからもっと重視されるべき治療でしょうねプロトコールも色々ありますし、自分で状態に合わせてコントロールする必要があるのでやればいいってものではなく本当に難しい治療ではありますが、頭をすごく使うので自分との戦いのような治療でもありますね

次回はハリネズミの悪性腫瘍もいきましょうか
この子も飼い主さんとの協力もあり、腫瘍におかされた下顎骨の切除で経過の良い子ですが、まだ術後間もないので経過に合わせてアップします

ではではこれからも皆さんに身近な高度医療をがんばっていきたいと思いますこの前初めて3時間ほど倒れてしまって診察に出れず迷惑をかけてしまったんですが、体力も付けてやったるで~


と、最後は微妙なテンションで。。。
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